ワシントンDC 三日目 水曜日
今日は朝からあいにくの弱い雨。そういえばワシントンDCでは初の雨だ。ニューオリンズではそれこそ毎日降ってたのにね。そんなわけで博物館や美術館巡り。この博物館群はスミソニアンと云うらしい。しかしいろんな種類があるなぁ。WWII, 動物, 宇宙, 植物, メディアアート, アフリカ, アジア, アメリカ, 様々なのを一通り見て回る。午後には雨が上がった。雨のせいか、ちょっと蒸し暑い。

夕方、カフェで一休み。ラズベリーのタルトとゴディバのカフェラテ。ラズベリーうまいよラズベリー。日本だとあんまり売ってないよねラズベリー。そういえばニューオリンズからアトランタへのアムトラックで、隣に座ってた女性がもりもりラズベリーやプラムを食べていたのが印象的だった。ラズベリーはビニール袋から取り出して、ほんとに次々と口に放り込んでた。俺はどうやらラズベリーやブルーベリーなどのベリー系が好きっぽいな、と今回の旅で認識した。

夜はまたまたワシントンモニュメントとリンカーン記念堂を散歩。行く前にサブウェイでサンドウィッチを買う。トーストしてよ!と云えばオーブンで焼いてくれることが解った。ああ夜の散歩はこれが最後かなぁ、思いにふけり風景を見ながらぼーっとすごす。水曜だからか知らないけど、今日は人が少なめだった。

寝る前に洗濯したら、なんとニューオリンズで買ったTシャツのロゴがおち始めた!さすが観光客向け土産Tシャツ…。まだ二回しか着てないのに…。

ワシントンDC 二日目 火曜日
朝、外に行こうとするとハウスキーパーの人に会う。そういえばシャンプーが無かったのでよろしく、とつげると「フロントに頼んで、シャンプー無いのよ」みたいなことを云われる。えええ。でも夕方部屋に戻ったらシャンプー用意されていたよ。ありがとう。しかしこのシャンプーは液体なんだけど粉っぽい。色も青い。透明な青、じゃなくて青。いかにも体に悪そうなシャンプーだった。
今日も歩く。歩く。歩く。のどが渇いたら水やスプライトを買って、お腹が減ったら適当に食べて歩く。で解ったことだけど、まず車の売店で売っている水やホットドックの値段が地域によって違う。1ブロック隣になると+-$1になったりする。安いところでは水や炭酸が税込み$1.25で高いところだと$3とか。値段をきっちり見ないで買わないと後悔。しかし飲みたい欲求に駆られるときは、だいたい高い。高いので次の安いところで、でも次の店が見つからない。のどは渇く。欲しいときが買い時だ。
とある庭園のベンチで休んでいたら、上から木の実の殻が降ってきた。ボロボロ。結構たくさん、定期的に降ってくる。なんだろう、と見上げるとリスが次々と木の実をかじってる。すげー。こんなシチュエーション滅多になさそう!なので移動せずに木の実に降られみる。背中にちょっと殻が入ったりした。
そんなんで今日も歩いてたんだけど、ふと午後トイレにと入った博物館(ワシントンDCは世界で一番博物館や美術館が集中している場所らしい。そんじゅそこらが博物館だ)が無料だった。なんとこの辺のエリアのほとんどの博物館が無料だとか。なんだってー。今までよってきた街だとたいがい$10〜20はしたので、それぐらいするのかと思ってたら。すごいなぁ。そんなんで、興味のあるところにはちょっと入ってみたりもした。古い建物が多いので、中の部屋自体も興味深い。
どんどん時間が過ぎていき、今日も一日歩き回っていたら終わってしまった。人生でこんな一目惚れな街はもうないかもな、もっと見て回りたい。ということで滞在を延ばせるかどうか、調べてみる。するとアムトラックの予約は今ならまだタダでキャンセルできるし、次の街のホテルの予約もしていないから問題ない。ので次の街の滞在をちょっと短くして、ワシントンDCの滞在を延ばした。ホテルも予約を延ばしてもらった。
夜はまたワシントンモニュメント、リンカーン記念堂まわりを散歩したり、座って考え込んだり。なんだかんだで夜の散歩も2,3時間が過ぎる。ホテルへと一人で歩いて帰る途中、バスから手を振られた。ここは22:00すぎでもそれなりの観光バスが街を巡っているのだ。にこやかに手を振り返す。喜んでくれた。その後そのバスが信号待ちをしてるのに追いついたら、また手を振られた。ので手を振り返す。すると周りが次々と手を振ってくる!にこやかに振り返す俺。総勢10人弱に手を振られてなにやら有名人な気分を味わった。すごいぜアメリカ。

ワシントンDC 月曜日
今日は一日中歩く予定。朝、エレベータを下りようとすると、途中の止まった階でエレベータのドアが開かないトラブルが!!!一緒のに乗っていたハウスキーパーの人が思いっきりドアを力ずくでこじ開けようとしてる。そんな開け方でいいのかよ!10秒ぐらいこじ開けていたら、開かずにエレベータが動き出した。何事もなかったようなハウスキーパーの人。よくあることなのだろうか、というかこのエレベータ超怖いんですけど。うう。えいごわからないので訊ねられない。usual? happen? そんなことを考えているうちに去っていくハウスキーパーの人。
まずはユニオン駅へ。近くの地下鉄駅から行ってみる。駅ごとへの運賃が細かく決まっていて、その値段の切符を買うと。別に運賃以上の切符買っても、運賃が切符からマイナスされてまだ使えるみたいなシステム。$5 で $1.35 な切符を買ったら全部25c以下の硬貨でおつりが…。財布が重くなった。また線はred line とか yellow line とかワシントンDCの路線は全部メジャーな色で色分けされていて、それに乗ればOKと。わかりやすい。ちなみにストリート名も南から A Street, B Street, 中心から 1st Street, 2nd Street とわかりやすい命名だ。
さてユニオン駅。最初は駅内を見てなかったので駅に入ってみると、思った以上に広かった。無駄にでかい、さすがアメリカ。フードコーナーで腹ごしらえ。
それからは地図を見ながら歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて。かなり歩いた。写真も一杯撮った。自然も多くて、景観も良くて。ああもうなんなんだよ。リスはそこら辺にいる。ちょっと広い公園で木の実がありそうなところなら必ずと行って良いほど居る。特にユニオン駅前は百匹以上居るんじゃないだろうか、というほど走り回ってる。すごいぜ。ゴミ箱をあさっているリスも居た…。東京のカラス問題みたいになったりするのかなぁ。。
夕方、リンカーンの像がある建物(正式名称もわからない!)ところで、東洋人に話しかけられる。韓国人で、友達と来ていて、日本には二回行ったことがある、大阪や関西、台北に住んでるんだ、日本はクリーンな街だね、ここので僕らに似てる人たちは中国人ばっかりだね、とかそんな話を。スムーズに会話が進んで、俺の英語力も上達したなぁ、とちょっと思ったけどいやまて違うぞ。彼の発音が思いっきり自分と同じローマ字で英語読みました的棒読みな発音なんだ。聞き取りやすい。単語や文法も基本的な物ばっかりだからほぼすべて解る。解らない言い回しも一切無い。つまり、俺とそんなに変わらないレベル。どの国行っても英語ならたいてい通じるというのが解った気がした。英語下手なら下手同士でちゃんとコミュニケーション出来るじゃないか。
夜、ワシントンDCの夜景が良い、ということを聞いたでワシントンモニュメント方面へ。アメリカの夜は一部以外出歩いたら危険、というイメージしかなかったので夜、外に出ようとは思っても無かったのだけど、どうやらこの辺は安全らしい。ホテルからワシントンモニュメントまで徒歩15分ぐらい。20:00 前だけどまだまだ明るい。途中で小腹が空いたのでホットドックを車売店で買う。$2、安い。と思ったらパンにソーセージが挟んであるだけのが出てきた。ケチャップもない、と思ったらそうじゃなく、自分でトッピングしてね、と。車の脇に蓋付きの容器が。この中に刻んだタマネギやチリソース、ピクルス、ケチャップやマスタードが。なるほど、客の要望聞くよりはセルフでやってもらった方が、客は好きな味付けできるし、盛りつけのコストもかからないし良いよね。
ワシントンモニュメントについたころはやわらかい夕暮れ。日が落ちるのを眺めながらすごす。日が落ちるのを見続けるなんて何年ぶり、いや何十年ぶりなんだろうか。
日が落ちてから、リンカーン記念堂まで行って。リンカーン記念堂は夜も昼間並の人。そこでも座っていろいろ考え込む。またワシントンモニュメントまで歩いて戻る。ちなみにこの二つの間だけでも1km弱ぐらいはある、と思う。日が完全に落ちたワシントンモニュメントを仰向けになって見る。この石塔は1830何年だかに作り出したらしい。割と最近の建築物かと思ってたら違うらしい。昔の人もすごいなぁ。いろいろぼんやり考えてたら22:00すぎになっていた。歩いて帰る。ちょっと人通りが少ないけど、周りの雰囲気は安全そうだった。
写真は撮りすぎたので一部だけ…。と思ったらアップロードできなかった。また後で。

アムトラック内 日曜日

さて昨晩はアムトラックで一夜を明かす。飛行機内で一度もぐっすり眠れたことがなかったので、眠れるのかな、と思ったけどやはりあまり寝れなかった。30分寝ては一時間寝れなくて、みたいなループ。いろいろ体勢を変えて寝てはみたものも、いい体勢に出会えなかった。これは寝れる!と思っても首が痛くなって10分後体勢変えたり。難しい。夜中、一度だけアムトラックのエンジンが止まって直してたみたい。エンストみたいなエンジン音がしてちょっと笑った。
そんなんで朝を迎える。外は樹海、というより、そこそこ平野と山みたいな感じだった。景色を眺めつつ、12:00 ごろ目的のワシントンDCに到着。予定より約2時間弱の遅れだ。でもこないだニューオリンズからアトランタに来たときはその時点で二時間半も遅れていたわけで、それを思うとましなのかな。

首都ワシントンDCのユニオン駅の感想はでかーい。いままでアムトラック駅はどれもショボかっただけあって、それなりの規模に驚く。へぇ。さてとバックパックをしょって観光案内所へと行って地図をもらおう。というのも、ワシントンDCは地球の歩き方などの案内を持って無く、全く持って何があるか知らなくて、一応治安が危険な場所情報ぐらいの予備知識しかない。あとはホワイトハウスがあるな、ぐらいしか知らない。ので最初に地図を得る必要があるのだ。駅からはバスや地下鉄が出ていて、それに乗れば早いのかも知れないけど、どこに何があるか解らないので乗れない。ので徒歩で。

一応書いてきた手書きの観光案内所への道のりをあてに歩く。駅前の道路が入り組んでいてどの未知かちょっと迷う。そんなときに足下をがさがさがさ、と生き物が。なんだなんだ、と見てみるとなんとリスが!そのまま二匹のリスが木を登っていって戯れている。野生(?)のリスなんて初めて見たよ。

で、観光案内所を目指して歩く。歩く。なんだこの街は。建物、景観、どれもすごい綺麗。割と古い建物が綺麗に立ち並び、道は広く、そこら中に緑が。なにここー。こんなところ知らないよ。俺の中のイメージを辿っていくとラピュタ城下町?そんな感じだ。危険な香りもしない。どこまで歩いていってもそんな風景で酔う。すごいなワシントンDC。

3,40分歩いて目的の観光案内所のある建物に到着。入り口で飛行場のような荷物検査とIDの提示を求められる。厳重だなぁ。ロビーみたいなところで観光案内所はどこですか?(この建物自体かなり広い)と訊くと、日曜は閉まってるよ、と。がーん。まぁでも地図さえ手に入れば目的は果たせるので、地図ってもらえますか?と訊くともちろん、と。わーい、地図さえあれば何とでもなる。

予約しておいたホテルのめぼしい位置を地図で調べたけど、チェックインまではまだまだ時間がある。この建物にはフードコーナーがあるのでそこで昼食を。昨日の夕方からなんにも食べてない。フードコーナーに行く途中、建物内部を歩いたけど、日曜だからか面白いほど人がいない。警備員・係員は居るんだけど。こんなんでいいのかなぁ。フードコーナーは十数の店が建ち並んでいたんだけど、お客はあまりいなかった。それでも全店開いてるのがすごい。さすがによくある作り置きのをどばーと盛って、というアメリカン標準な方法ではなく、注文を聞いてから作るタイプだったけど。また中華チェーンでホイコーローを頼む。あまりおいしくない白米とホイコーロー。日本米はめちゃくちゃうまいよなぁ。ホイコーローは味が濃すぎた。あと中華チェーンではたいがいチョップスティックを頼むと普通に箸をくれることが解ったので箸で食べる。箸便利だよ箸。

チェックイン時間まではまだ時間があったのでその辺を歩く。歩いても歩いても、よい景観だらけで困る。京都や鎌倉の町並みも好きだけど、断然それ以上だ。でもバックパックしょったままだと大変だ。歩いてる途中でおなかが痛くなって近くのトイレを探す。公衆トイレが見つからない!ヤバイ、ホント、シヌ、と思ったので豪華そうなホテルに入ってフロントに死にそうな顔で「トイレ貸りれますか」と懇願。あっさりと貸してくれくれた、というか誰でも入れるレストルームを教えてくれた。ありがとうありがとう。死ななくてすんだ。久しぶりにおなかが大変なことになって死ぬ思いをしたよ…。

というわけでバックパックしょったままがしんどくなって予約しておいたホテルに。チェックイン可能な時間より一時間以上早かったけど、チェックインしてもらえた。このホテル、いろんなレビューで「ロケーションは最高で安いけどボロいし狭い」と書いてあったのでどんなもんかなとドキドキ。レビュー通り、ボロくて狭かった。なんといっても机すらない。クィーンサイズのベットで部屋のほとんどを使い切っている。部屋にエアコンもない!別にクーラー無くても大丈夫だから問題ないと云えば問題ないんだけど。空調が建物共通なのかな。ユニットバスも古い感じ。謎な棒もついていて、さわったら何かが壊れそうなのでやめておいた。まぁホテルを楽しむわけでは無いので無問題。あ、机がないのはちょっと困るなぁ。たまっていた洗濯物を洗濯してまたワシントンDCを散策だ。

とは云っても、本当に何があるのかさっぱり解らないので適当に地図を見つつ歩く。ホワイトハウスはこれか!と思ってたのがホワイトハウスじゃなかったり、銅像があったり、古めかしい建物があったり、なんかいろいろあった。観光ガイド本があると、一つ一つの背景について説明してあるんだろうけど、どれも景観が良いのでそれだけで良いよ。かえって無駄な予備知識がない分、すっきり出来るかも知れない。歩いてるだけで新鮮だ。なんなんだこの街は。

ワシントン・モニュメントと呼ばれる塔が特にすばらしくって。遠くから見ただけだと、ハイハイ塔ね塔、みたいな感じなんだけどしたから見上げると何とも云えない感じに。というのも、この塔は芝生のど真ん中に、塔だけがただあって、上を見上げても空と雲と塔しかない。すばらしいロケーション。周りをぐるっと見渡すと、良い感じの建物が遠くに見えるだけ。みんな塔の下の椅子に寝っ転がって塔を見てる。まねしてやってみると心地よすぎる。一日、いや一週間こうしているだけでも飽きないような、そんな感動が。今までで一番心地よい風景かも。一時間ぐらいそうしてたけど、そろそろ日も傾いてきたのでホテル方向に向かって歩く。

晩ご飯は軽くホテル前にたまたまあったカフェ本屋(なにやらアメリカにはたくさんそういう本屋があるという情報)でコーヒーとクランベリーバー。ワシントンDCまできて、お母さんと勉強してる子がいてほほえましかった。ここに住んでるのかなぁ。お腹の調子が悪いので一応薬も飲んでおく。アメリカ初投与。

カフェ本屋からホテルに向かう(といっても20mとかだけど)途中にサックスの音色が。おもむろに道ばたで演奏し始めた。モダンジャズだね、take five とか吹いてる。ニューオリンズではべったべたのジャズばっかりだったから新鮮な。カッコイイ。チップをケースに入れておいた。日本の都会でもジャズをおもむろに吹き出す人がたくさんいたらなぁ。

ホテルに帰ってきてシャワーを浴びて、というところでシャンプーが置いてないことに気づく。なんだってー。ドライヤーもないや。ううう。


しかし本当に期待を良い意味で裏切られた。ワシントンDCはホワイトハウスぐらいしか見所が無くて、治安もあまり良くなくて、しかもホテルがぼろい割にそこそこの値段するから、あまり滞在したくないなぁ、と思っていたのに。良かった良かった。



アムトラックの車窓から

ワシントンDCのユニオン駅


駅前でリスが!


観光案内所の建物の中。人がいなーい。


フードコーナー。人がいなーい。


毒々しい色の食べ物が普通に売られてるよ。



最初ホワイトハウスかと思った


ホワイトハウス



鴨(?)がたくさん…。


リンカーン。たぶん。







モニュメント。ずっと空とモニュメントだけ見てた。


けっこう大きい


押しても動かないよ!


おもむろにサックス。

以下ワシントンDCの風景。ほんとすばらしい。



































寝てた







モニュメントの下の周りの景色






アトランタ三日目 土曜日
朝はまたホテルの朝食をおいしくいただく。昼前にチェックアウト。さてアムトラックの出発は20時半ごろ、それまでどうしてよう。バックパックをしょっての移動は結構つらい。まずはピーチツリーセンターをぐるぐる。すぐ見飽きる。そりゃほとんどフードカウンターしかないからなぁ。じゃあアムトラック駅にバスが出てる N5 駅でも行ってみるか。
N5 駅へと向かう途中駅で、電車が停車位置を間違えたのか、一度停車後再度進む。適当だなぁ。止まる。まだドア開かない。また進む。二回目も間違ったのか!みたいな感じで、アメリカの列車は適当、というイメージが定着する。
N5 駅周辺には美術館や、音楽ホールがあったり。庭や建物が広い!人はあまりいないのにね。アトランタは都会だけど、池袋や渋谷の1/50ぐらいの人口密度だよ。もっと少ないかも。人混みが少ないのは良いけどちょっと寂しいね。そんなんで美術館には入らなかった(入場料$15!)けどぐるっと見て回ってきた。バス停も調べた。
次に N7 駅に行ってみる。バングヘッド?とか呼ばれる地域で、高級住宅街や大きいショッピングモールがあるらしい。ついてみたら郊外なのに割とビルだらけだ。高級住宅街っていうから一軒家が並んでる、というわけではなく、分譲マンションのことみたいだ。目当てのモールの一個目は駅から出て目の前。やったら広いね。とりあえずぐるっと一週見て回るだけで一時間ぐらいかかった。バックパックしょってなので重い。ちょっと休憩。
近くに別のモールもあるというので行ってみる。15分ぐらい歩くとまたモールらしき建物が。入ってみるとやたらけばけばしいゴージャス。シャネルとかロレックスとかその他有名ブランドばっかで構成されている。俺のいる場所じゃないね、とそそくさ退散。まだ時間があったので、治安も良さそうだしそこら辺を散歩。知らない道を歩くのは(治安が良ければ)楽しい。
最初のモールに戻って夕ご飯。また中華チェーン。なんだかんだで平均して外れがないと思う中華チェーン。そこでレジの中国人のおばさんに話しかけられる。日本から来たんだよ。俺も英語ほとんど喋れないよ。箸つかいなって?ありがとう。と割り箸をもらう。今回のアメリカで初箸!久しぶりだなぁ箸。やっぱりフォークより断然食べやすい。周りみんなフォークだし、得意げになって食べてると、前に座った黒人のニーチャンも割り箸で食べ始めた。しかも使い方が俺よりうまい。知ってる人は知ってると思うけど、俺の箸の持ち方はちょっと変なんです。負けた気分。そのうえ、プラスチックの店の皿じゃなくマイ皿を持ってきていて、地球環境向上に貢献してそうだった。カッコイイ。
そんなかんなで 18:00 ごろになったので N5 駅へ移動。ちょうど乗ろうと思っていたバスが来ていたので、運転手にアムトラック駅に止まるかい?止まったら呼んでくださいね、と念入りに確認。乗り過ごしコワイヨー。18:20 ごろ無事アムトラック駅に到着。クレジットカードでチケット発行が出来る機械を使ってチケットを…、って "out of service" の文字。アメリカ来て、いろいろなところで何度も見たよ。ATM や自販機などなど…。仕方ないので列に並んでチケットを受け取る。さほど時間かからずにチケットをもらう。でも電車来るまであと二時間もあるよ、どうしよう。そんなときは散策だ。駅の周りを見渡す。めぼしい建物はほとんどない。というか駅小さいよ。実家の駅と比べても1/3ぐらいの大きさだよ。これでも元鉄道交通の要、アトランタの駅なのかよ。
とつぶやいていても始まらないので駅前に唯一ある建物に。よく見ると Book & coffee とか書いてある。入ってみたところ、どうやら立ち読みし放題、本屋内のカフェに本を持ち込んで読んだりもできるみたい。本棚周辺にも椅子が置いてあって、みんな結構座って読んでる。へーいい時間つぶしになりそう、と本を手にとってカフェに。でも英語なので読めないので、読んでるふり。周りを見渡すと、結構学生さんっぽい人たちが本を片手にレポートのような物を書いている。近くに学校でもあるのだろうか。
電車出発の30分前になったので再び駅に。結構混んできたなぁ。電車出発の10分前。まだ来ない。そこでアナウンス"21:20の出発となります"とかなんとか。やっぱ遅れてるんだな。駅の中庭のようなところで、日が落ちていくのを眺める。みんな本を読んだり喋ったりしてる。あまり一人旅の人は居ないようだ。途中、おじさんが「一時間遅れてるってよ。俺は毎月ニューヨークにアムトラックで行くけど毎回毎回遅れるんだぜ」みたいなことを話しかけてきた。適当に相づちを打つ。あー英語が喋れたらもっと会話を続けられるのに。他にも子供がやってきておぶっておぶって、とするのでおぶったり。
そんなことをしながら列車が来るのを待つ。時間通り遅れて21:20に列車がやってきた。しかし出発じゃなくて21:20到着だなぁこれじゃ。降りた人が階段を上ってくる。でも boarding のゲートは閉まったままだ。アナウンス「五分待ってね」まだ開かない。「あと十分待ってね」まだ伸びるのか!で、15分はたっぷり待った後搭乗。今度は空いてる席に適当に座るんじゃなくて、添乗員が「何人?」と聞いて座る場所を指示していく。窓際の席に座って、22:00ごろ出発。結局1:40出発の時間は遅れた。隣はガタイが結構良いダディが座った。
席に座ってしばらくすると消灯。でもイヤフォンの音漏れや、子供のはしゃぐ音が騒がしい。カーテン閉めない人も結構居て、外の明かりも時々まぶしい。来る途中の飛行機内でアイマスクを無くしてしまったのが痛いなぁ。アイマスク効果は高い。はてして寝れるのだろうか。


滞在してたホテール


結構急なエスカレータ


駅の空調は扇風機で!




N5 駅周辺の美術館だとか


モール


モール内部。広いー


全面ガラス張り?


ゲームに出てきそうな外観の建物


アトランタアムトラック駅。小さっ。


駅前のカフェ本屋


本棚と椅子


駅の中庭で列車を待つ


通った貨物列車。長い。500m ぐらいあるんじゃなかろうか。


自販機で売られてたサンドウィッチ。まずそう…。


初めて緑茶缶を見た


アムトラックへ乗り込む

アトランタ二日目 金曜日
昨晩は上の階の人がドスンドスンとうるさかったり、隣の部屋では人が夜1:00すぎまで集まって騒いでいたので、よく寝れなかった。
今日こそは朝食を、ということでホテルのブレックファーストサービス。トーストはもちろん、ベーグルなどいろんな種類のパン、スクランブルエッグ、ポテトやソーセージ食べ放題、ドリンクはオレンジジュースやコーヒーや牛乳、デザートにフルーツポンチまであって大満足。なんとワッフル焼き機まで!レシピが置いてあったのだけど、最初のバターをひいて、というところが解らず。バターなんてないよ!変なスプレーが置いてある。これがバター?ちょっと遠くから別の人が作るのを眺めていると、なんとスプレーをワッフル焼き機にプシューと。それがバターだったのか。なるほど。というわけで初めてワッフルをワッフルを焼いてみた。ちょううまい!というわけでは無かったけど、焼きたてさくさくは結構おいしい。
午前中は近くのピーチツリーセンター(?)あたりをぶらぶら。銀行でT/C を現金化。今回の現金化は一番めんどくさくて、IDがパスポートだけじゃだめで、他のも求められたり(クレジットカードでOKだった)、指でそれぞれに指紋のハンコ押したり。
その後はワールド・オブ・コカコーラへ。アメリカ人はコカコーラ社ドリンクが大好きで、ほとんど飲み物はコカコーラ系列が売られてるイメージ。そんなコカコーラ社のいろんなものがつまったところ。アトランタ一番の人気スポットらしい。行ってみると、外まで列ができてた。まぁまずはチケット、とチケット売り場に並んで買うと、1:45 と印刷してある。入場制限をしてるみたい。さて一時間あるぞどうしよう。のども渇いたので、ワールドオブコカコーラ近くの自販機で、ってこの自販機クレジットカードも使えるみたい!日本で iモードのアレで買えたりするみたいな感じか。ジュース一本までクレジットカードとはさすがアメリカ。でも買い方がよくわからないのでちょっと戸惑っていたら、親切に買い方を教えてくれる人が。カードを通して、認証して、ジュースのボタン押して、続いて買うかい?でキャンセルを押す、と。もうこれで今度からは買えそうだよ。ありがとう。
ワールドオブコカコーラ前の公園で休憩するも、まだ時間があったので、オリンピック記念公園に行ったり、すぐそばの CNN の前に行ってみたりした。CNN にも入れたり、ツアーがあったりするんだけど、あまり CNN には興味が無いのでいいかぁ。
さて時間が来たのでワールドオブコカコーラへと。列に並んで入場を待つ。入ると司会者のコカコーラ社についての歴史などの話が。みんな面白そうに聞く。部屋はコーラグッツで一杯。次にアメリカでは有名なコーラのCMを映画館の小ホールみたいなところで見る。その後CMに登場したキャラクターがいろいろコーラのCMの世界について話して、みんな結構笑ってた。自分はセリフ聞き取りに精一杯でなにがなんやら。ちなみに2割ぐらいしか解らなかったよ!CMの後は、映画のスクリーンがサーと上にあがっていってそこから道が!カッケー。
そこからは自由行動で、いろんなコーラに関するグッツとか、コーラの小さいスケールの生産ライン(実際にコーラ作ってる!途中でトラブルが起きて止まってて直してた)などなど、建物全体を歩いてみて回る。コカコーラ社大好きにはたまらない!けど自分はそうでもないので、へぇ、みたいな感じで。最後の部屋では世界中のコカコーラ社のローカルなドリンクが飲み放題!50種類ぐらいあったなぁ。みんなちょこちょこ飲んでいく。とりあえず全種類飲んで満足、おなか一杯。しかし1/3ぐらいのドリンクがおいしくない!バニラコークでマズイとか、そういうレベルじゃなくて、ほんとこれ飲めないよ!みたいなのも割とあった。ローカルなので、そこの地域の人が好きなテイストなんだろうけど、本当に飲めるのかなぁ…。
夕方、雨も結構降ってきたのでまたアンダーグラウンドアトランタへ。うろうろ。アメリカンなご飯を食べる。そういえば観光案内所はアンダーグラウンド内にある。ので、アムトラックの駅への行き方を、一応知ってるけど不安だったので観光案内所の人に聞いてみる。簡単なことでも、会話することはネイティブスピーカの英語の訓練になるので、なるべく会話できるときはしているつもりだ。で、観光案内所の人は、アムトラックの駅の行き方を知らなくて、電話帳から住所探して、行き方を調べてくれている様子だったけど、結局解らなくて地図と住所を渡してくれて、「MARTA の駅員なら解るだろうから、訊ねてごらん」と云われた。ごめん本当は行き方解ってるんだ。ありがとう。
というわけで MARTA の five point 駅に。アンダーグラウンドと直結してるのですぐ。そこの駅員に訊ねてみたら突然大声で、「○○、右手を上げろ!!」と。うわぁなんだよ突然大声だすとびっくりするよ。その後、右手を上げた彼に聞いてね、と云われる。これは割と普通の対応なのだろうか。で、右手を上げた人のところで行き方を聞く。MARTA 全線のマップを出してくれて、N5 駅から #23 バスでちょっとさ、と教えてもらう。よかった、知っていた行き方と一緒だった。
ここで時間は19:20ごろ。まだまだ日は昇っている。five point 駅から歩いてホテルにも15分もかからず行けるんだけど、MARTA の乗り放題チケットもあることだし、最寄りの N2 駅まで行ってそこから歩いてホテルまで帰ってみよう。ちなみにホテルは N2 駅と N1 駅の中間あたりだ。
N2 駅に到着したので降りて、駅の外(地上)に出るとほとんど人気がない。コワイヨーでも徒歩5分ぐらいだしすぐさ、とホテルを目指して歩く。10分たつがいっこうにホテルが見えない。あれ、あってるのこれ?どんどん人気も無くなってきてだんだん怖く…。15分歩くと駅が。アレ?駅が?N1 駅は賑やかなところだしここはどこ?駅には N3 と書いてある。なんだってー、N2 から反対方向、つまり町外れな方向の N3 駅に来てしまったのか…。そりゃ人気も無くなるわけだわぁ。さすがにまた戻って行くのは気が引けたので、地下鉄で N1 駅まで。N2 駅も結構人気が無かったからなぁ。そんな感じで無事ホテルに帰宅したのであった。

ワッフル焼き機

朝食

パン

ホテルの中庭。ぱっと見は良い

ワールドオブコカコーラに行く途中

ワールドオブコカコーラ。並んでるー。

入ったところ。





コーラ!コーラ!赤!コーラ!

CMのアレ。

幕が上がると道が!

コカコーラを作った人、らしい。アメリカは像がたくさんあるなぁ。








コーラ関係のがこれほどか、というほどわんさか展示してあった。



コーラドリンク飲み放題

これだけのドリンクが飲める

天井はコーラがつるしてあって回ってた

ワールドオブコカコーラで作られたコーラを持って帰れるみたい

クレジットカードが使える自販機

バンゴハーン。アメリカーン。

駅のトイレ。おもむろに個室が。

N2駅からN3駅への道中。人も車もすくなっ。

N1駅。岩堀り?

MARTA への道案内がそこら彼処にある。親切。

アトランタ一日目 木曜日
ホテルの朝食サービスは、平日は 6:30〜9:30、ということで朝食がある時間に起きる、予定だったのだけど、起きたら9:30。なんてこったい!でもまだ疲れもとれてなかったので二度寝でふて寝。夢でうまそうな朝食サービスの夢を見る。11:00 前ごろ起床。
今日はストーン・マウンテン・パークで山(岩)登りをしてみる予定。ストーン・マウンテン・パークは世界一大きい花崗岩で、高さ250m ぐらいあるらしい。そこの表面を削って全長 60m ぐらいの彫刻があるとか。幸い天気予報は一時的にサンダーストームで、他は晴れらしい。
まずはアトランタを全然歩いてないので、最寄り駅を抜けて、Five Point Station という中心駅までダウンタウンを歩く。人が一杯いて安全そうだ。Five Point Station からは、東西南北列車が出ていて、それぞれの駅名が北順番に N1 なんとか駅、N2 なんとか駅、東なら E1 なんとか駅、と順番に名前がつけられているのでわかりやすい。駅に着くと自動券売機前で駅員が旅行者に買い方を教えている。ポートランドもこんなかんじだったなぁ。三日間乗り放題のチケットが$11かぁ。ちなみにアトランタ内の MARTA(バスや鉄道のこと。Metropolitan Atranta Rapid Transit Authority の略らしい。へぇ)は一乗車 $1.75 で乗りたい放題。でもバスだとおつり出てこなかったり、小銭持って無いとめんどくさかったりする。今日は少なくとも四回は乗り降りするので、三日間のチケットを購入がトクかなぁ。と購入しようとすると、駅員がやってきて、どれ買うんだい?と。あの三日間のチケットのやつだよ、と云うと手慣れた手つきでボタンを操作してく。さすがだーと思ってみていると、$36 の表記が。$11じゃないの?と訊ねたらアレおかしいなぁ、といった顔で再び操作。うまくいってない模様。べつの駅員を呼んで聞き出してる。慣れてるんじゃないのか!次はうまくいって $11 な表記が。ありがとう、と云って支払おうとしてクレジットカード差し込み口があったので入れてみるも、持ってる二枚のカードはどっちも使えなかった。しくしく。しかたないので現金で支払う。$20 入れたら、おつりが全部 $1 硬貨!おお、$1 硬貨なんて久しぶりに見たよ。財布がやたら重くなった。出てきた切符は、名刺よりもチープな紙の下に磁気を帯びたカードだった。改札を抜けるときはカードを通し、出るときはタッチするらしい。へぇ。
目的地は E7 駅、ということなので、その電車を待って乗る。結構すぐ次の駅に着く。2〜5分ぐらいかな。途中E4 駅でみんな降りる。ので俺も降りてみる。すると「この電車は E4 駅が終点で、この後くる電車が先まで行くよ」ときいても無いのに親切にも教えてくれる人が。ありがたい。次の電車に乗って目的の E7 駅に到着。ここからバスで40分ぐらいらしい。駅前にはバス停が複数ある。電車は目的地がわかりやすいけど、バスは #35 だとか、#120 だとか解りづらい。#120 のバスで行けるらしいので、ちょうど止まった #120 バスの運転手に、ストーン・マウンテン・パーク行きだよね?と訊くとそうだよ、と。なので乗り込む。MARTA のバスは結構発展してて、液晶モニタがいくつかあって、広告とか天気予報とか流している。時々画面左1/5 に地図と、バスのアイコンが表示される。今この辺をバスが走ってるよ、ということなのだろう。ずっと表示してくれればいいのに!このバスは降りるときは、窓の上を横に続いてるヒモを引っ張ると、ブザーが鳴って降りるらしい。次はドコドコ停留所、みたいなアナウンスも表示もされない。地域の住人の人が利用してるんだろうなぁ。観光客っぽい人は誰もいなかった。途中、ほとんどの人が降りる停留所があって、思わずここストーン・マウンテン・パーク?と訊ねてみたら、ここはダウンタウンで、ストーン・マウンテン・パークはもうちょっと先らしい。ちょっとたってストーン・マウンテン・パークに到着。終点なのね。結局ストーン・マウンテン・パークで降りたのは、自分と途中から乗ってきた家族連れだけ。アメリカ人はやっぱ郊外には車で来るのね。この時点で13:30ぐらい。
さてとストーン・マウンテン・パークはどこだろ、と周りも見渡すも、普通の高級住宅地っぽくて、見あたらない!一応地球の歩き方にはバス停降りて右って書いてあったけど、そこも普通の住宅地が。ストリート名はあってるからたぶん大丈夫だろう、とビクビクしながら進む。後ろから一緒に降りた家族ずれも来てるので、たぶんあってるはず。周りは小鳥がさえずってる。いいなぁ。こんなところで一度は暮らしてみたいなぁ、人が少なくてちょっと怖いけど、と思って数分歩くと駐車場が見えてきた。ホッ。
ストーン・マウンテン・パーク内に入ると、自分の来た東口はちょうど山登りの入り口地点らしく、ずーと上まで道が続いている。石でかいよ!登る前に、飲み物を持ってなかったので近くの自販機で水を買おうと。$2.5 かよたけーさすが観光地価格、と思いつつ DASANI(コカコーラ社の水。アメリカで一番よく見かける)を押すも SOLD OUT。なんだってー。近くには売店も他の自販機もない。しかたなくパワーエイダーを押す。 SOLD OUT。なんだってー。なんてこったい。炭酸しかのこってないっぽい。しかたなくスプライトを押す。ゴトン、と出てきた。しかし このスプライト ぜんぜん ひえて いない。$2.5まで払って酷い仕打ちだ。まぁしかたない飲むか、とボトルを開けると、炭酸が吹き出した。これは ひどい。手やズボンにちょっとかかった。ちょっと悲しくてやるせなくて泣きたくなったががまんがまん…。
さて登山だ。ガイドブックだと1時間〜40分程度と書いてあるぞ。岩を歩いて登っていく。急勾配はまだ無い。周りは草や松などが生えている。岩の上にうっすらつもった土に根を下ろしたんだろうなぁ、植物の生命力はすごい。上からは人がけっこう降りてくる。目があったりすると Hi とか声をかけたり、手を振ったり、フレンドリー。15分ぐらいで汗だくになる。あつーい。でも岩の道な景色なんて見慣れてないんで飽きる、とかは全然無い。この辺でガムだらけの木(電柱だけど)を発見する。すごい、表面色とりどりのカラフルなガム(のかんだ後のゴミ)で覆われている。これがガムガムの実をつけると云われている木かぁ。
20分目あたりから結構勾配が急になってきた。場所によっては手すりがついてたり。この辺からは転んですべって落ちたら死ぬなぁ、みたいな風景が広がってきた。25分ぐらいで頂上が見え始める。休みなしで来たので息がつらくなってきた。ぬるいスプライトも3/4は飲んだ。へとへとになりながら頂上の休憩所へ。わーいついたー。頂上から見下ろすアトランタの景色は、どこも木木木木で林であり森なわけで。パノラマ・森。ほっとんど開けてる場所が無い。昨日アムトラックからの風景が樹海ばっかだったのも頷ける。よく見ると、遠くの方にうっすらとビル群が見える。あの辺がアトランタの中心か。あそこから30kmぐらいの場所で、もうこんな森だらけなのかぁ。アメリカは広いな。
休憩所には冷たい水飲み場があって、そこで水を飲む。無くなったスプライトのボトルにも水を付け足す!中学や高校の頃を思い出すぜ。横に10歳にも満たない子来ても同じことをやりはじめた。ワオー。ちなみに普通に山頂では水のボトルが売られていたけど、がっかりスプライトを有効活用するため、あえて買わず。
さて降りる手段はどうするか、徒歩で降りてもそこからまた30分ほど歩かないと、彫刻が見える場所には行けない。彫刻が見えるあたりは、アトラクションや店もたくさんあるらしい。ロープーウェイで降りるとちょうどそこに着く。ここまで来たら彫刻も見たいよな、とロープーウェイのチケットを買う。$6弱した。全部 $1 硬貨で払ったら oh めずらしい、みたいなことを云われた。あんま $1 硬貨見ないよね。で、ロープーウェイが全然来る気配がない。外は風が強く、雷も遠くでごろごろなり始めた。あとどれぐらいで来るの?と訊ねると、解らないだそうな。天気の影響もあるとかなんとか。30分ほどまってもまだこないー。休憩所無いを見て回るのもあきたので山頂をぐるぐる。家族連れの人に写真取って、と云われる。アメリカだとかけ声はどうするんだろう。スリーツーワンーパシャ、でシャッター押したけどこれで良かったんだろうか。カメラを渡すとサンキューベリーマッチと云われた。サンキューはよく云われるけど、ベリーマッチは云われたことがなかった。すかさずユアウェルカム。そういえばサンキューソーマッチと云ってるのもときたまきく。ベリーマッチはよっぽどじゃないと云わないのかなぁ、とか思った。
まだロープーウェイは来る様子がないので徒歩で降りることに。彫刻はまたの楽しみということで。次があるかは定かじゃないけど…。下りは登りよりは疲れないけど、勾配に気をつけないと危ないので慎重に。下りは下りの景色で、また違って興味深かった。25分ほどで降りれた。このときの時刻は15:20ぐらいか。
さてここからまたバス停に。うまく道覚えてるかなぁ、とか思いつつ歩いていったらストーン・マウンテン・パークのゲートで行きの家族と会う。山頂には来てなかったから、彫刻だけ見て帰るんだろうなぁ。で、同じ方向に歩く。一人じゃないので安心だ。バス停に行って時刻表を見る。15:00台は3本あるなぁ。平日昼間は結構本数がある。終バスも23:10と結構遅い時間までやってるんだね。
バスが来たので乗る、と家族のお父さんが「またあったね」と声をかけてきたので「ええ」と。ダメだ、このままだとここで会話のキャッチボールが終わるぞ!とすかさず「アーユーバケーション?(あなたは休暇ですか?)」と。俺の英語わかんない、といった顔をされたのでバケーションの発音が悪いんだな、と思い何回か「アーユーバケーション?」と訊く。I don't understand. と云われてしまった。代わりに「アーユーバケーション?」と聞かれたので「イエス、アイアムアバケーション」と答える。ここで間違いに気づく!おせーよ!Are you a vacation?って英語なんだよ今日日そんなん中学一年生でも変だと思うだろ気付よ俺!と思うも後の祭り。Are you a vacation? なんて英語はどう考えても変で意味が通じないので、何度も聞き返してくれたのだと思う。で「この人の云うヴァケーションは vacation 以外のなにか」だと解釈されたっぽい。そう考えると、なんとなくこのシチュエーションが解ってきたぞ。まぁそんなんで英語しゃべれないの?と云われほとんどしゃべれない、と答える。すると奥さんに、「うちの奥さんとなら喋れるかも」と云われる。確かにアジアっぽい顔立ちだ。僕は日本人だよ、というと、奥さんがじゃあ喋れないわぁ、と。奥さんはスペイン語と中国語が喋れて、英語はそれなりに喋れるらしい。ラテン系と中国人のハーフなのかなぁ。子供をあやす時にはスペイン語で喋ってた。ここの子供はスペイン語と英語のバイリンガルになるのかなぁ、とか思ったりした。とちょっと喋ってるうちに雨が。早めに降りておいて良かった。ロープーウェイはもう来たのだろうか。
駅について、そういえば朝からなんにも食べてないことに気づく。気づくととたんにおなかが減るのは何でだろう。E7駅から Five Point駅へ。Five Point 駅は、アトランタ発祥の場所であるアンダーグランドと云われる地下街へと繋がっている。そこのアンダーグラウンドをうろちょろ。1F,B1,B2 と三階構造みたい。そこそこ楽しい。フードカウンターでは、10種類ぐらいのチェーン店が。リトルトウキョウ(小東京)という店もあったのだが、どう見ても中華だった。テリヤキチキンがあるぐらいか。しかし半分ぐらいが中華で、中華人気強いなぁ、と思った。今日はアメリカンなフードをたらふく食べたい気分だったので、横長いハンバーガーみたいなやつと骨付き鶏肉のセットがあった店で買って食べる。めっちゃおなか減ってたのに、一食で満腹になるアメリカすごい。
その後もアンダーグラウンドをちょっとうろちょろ。ナッツの甘い香りがしたので、入ってみた店で甘そうなお菓子を買って食べた。ホワイトチョコレートとピーナッツバターとナッツがくっついて出来たようなクッキーのような。思ったより甘くなくてうまかった。ここの店では値段の表記が $12 bl(たしか) とかなってたのでとまどう。100g 120円、とかそんな感じなんだろう。しかしながら単位が解らないので、値段が想像も付かなくて、買うときちょっとドキドキ。
アンダーグランドを抜けてアトランタの中心部をぶらぶら。ビルビルビルだなぁ。坂も結構多い。その後オリンピック記念公園という、その名の通りの公園まで行ってみる。公園自体は小さい。有名らしい噴水では、20人ぐらいの子供(と一部の大人)が水浴びをしていた。楽しそうだった。


アトランタビル群

鳩だらけの公園

five point 駅内

電車内

駅の電光掲示板の上部はCNNやコカコーラのCMが

ストーン・マウンテン・パークの停留所付近。ふつうの住宅地!!

岩登山口

ぬるいスプライトもいっしょだぜ!

松がたくさん

てくてく登るよ

ガムガムの木。カラフール。

まんなからへん。森。森。

結構なんか刻んであったりする


まだまだ登るよ

ここら辺から落ちたら死ぬ感じが


急な場所には手すりも

山頂の休憩所が見えた!





山頂周りの風景

遠くにうっすらとビル群が

降りるよ!

何かの跡地

駅の自動改札。こんなん。


アンダーグラウンド

小東京(だけど中華)

甘いお菓子屋

うまうま。カロリーは高そうだけど。。

オリンピック記念公園の噴水。水がリズムによって出たりでなかったりする。